NeuroRing
Demo Product / 実装済みPoC

CAToC

Case Analysis & Triage Orchestration Cockpit

問い合わせや受付業務を題材に、受信から解析、返信ドラフト、承認、再解析までを一連の流れとして支援する NeuroRing の代表PoCです。
AI が先に下調べと下書きを進め、人は最終判断と承認に集中できる構成を目指しています。

受付 / 問い合わせ対応 一次分類 ドラフト生成 承認フロー Human-in-the-loop
Why this matters

なぜこのPoCが必要なのか

Tier-3 相当のサポート業務では、メール本文を読んでから調査を始める構造そのものがボトルネックになりがちです。 CAToC は、その調査と整理を人の前段で終わらせることを狙っています。

調査コスト

過去事例、契約条件、返信テンプレート、社内ルールが分散し、回答前のリサーチだけで時間が溶けやすい構造があります。

コンテキストスイッチ

返信が返るたびに、前提の思い出し、追加調査、次アクション整理をやり直す必要があり、作業が分断されます。

品質のばらつき

技術的な正しさだけでは足りず、免責、SLA、禁止表現、エスカレーション判断まで揃える必要があります。

CAToC は「メールを読んでから調査を始める」のではなく、「画面を開いた時には調査が終わっている」状態を目指すPoCです。
End-to-end workflow

受信から承認までの流れ

CAToC は、受信イベントを起点に、解析・提案・承認・再解析を一気通貫でつなぎ、ケースを止めずに前へ進めます。

1

受信

Gmail の Push 通知をトリガーに新規ケースを生成し、対応対象を見える化します。

2

解析

関連知識の検索と LLM による要約・仮説整理で、背景調査を先回りします。

3

提案

返信ドラフト、次アクション、優先度、待ち物をまとめて提示します。

4

承認

人が内容をレビューし、必要に応じて編集したうえで Approve で送信します。

5

伴走

返信受信後も再解析し、解決・クローズまでケースの流れを追い続けます。

Human-in-the-loop を中核に置くことで、AI が勝手に外部送信しない、安全に導入しやすい運用形を狙っています。
What makes CAToC distinctive

CAToC の特徴

汎用チャットボットではなく、サポートオペレーションの前進に焦点を当てた、狭くても実用的なレイヤーとして設計しています。

用途別に分けた RAG 設計 技術情報、時系列ログ、ポリシー、返信文体、エスカレーション判断など、役割の違う知識を分けて扱いやすくします。
Human-in-the-loop 前提 外部送信は必ず人が承認し、“勝手に送らない” ことを明確な運用ルールにします。
スレッドを崩さない返信設計 メール文脈を切り離さずにやり取りを継続できるよう、スレッド単位の扱いを前提にします。
俯瞰と個別編集を両立する UI 一覧で全体を見ながら、個別ケースの確認・編集・承認まで行える Copilot 型の操作感を目指します。

5-way knowledge layout

用途別に知識の役割を分けることで、回答の根拠と判断の出しどころを整理しやすくします。

FixCase過去の解決済みチケットや対応事例
Timeline対象顧客の直近ログや時系列の流れ
PolicyGuardSLA、免責、禁止表現などの運用ルール
ReplyDraft模範的な回答テンプレートや文体の参考
Escalation人へ引き継ぐ判断基準や閾値
System architecture

システム構成

イベント駆動で Gmail を起点にケースを動かし、解析結果を保存・反映しながら承認送信までつなぐ構成です。

  1. Gmail Push 通知からイベントを受け取る
  2. Cloud Run 上の API がメールを取得し、解析処理を実行する
  3. 用途別に分けた知識ストアを横断検索する
  4. 解析結果、返信案、次アクションを生成する
  5. 状態を保存し、フロントエンドへ反映する
  6. Approve をきっかけに返信送信を実行する
Stack: Next.js / FastAPI / Cloud Run / Firestore / Vertex AI / Gmail API
Gmail / Mail Intake
Cloud Run API
Push notification / event trigger
RAG layer
LLM analysis & draft
Firestore / Case State
Frontend Dashboard
status / deadline / evidence
operator review / approve / edit
Portfolio value

このPoCが示していること

  • メール / チケット起点のイベント駆動設計を組めること
  • RAG を用途別に分けて実務に沿わせる設計ができること
  • Human-in-the-loop を前提に安全な導入形へ落とし込めること
  • 現場オペレーションを止めずに前進させる PoC を構想・実装できること
  • Support Ops 以外の業務にも転用できる、再利用可能なワークフロー部品を持てること
Future directions

今後広げられる方向

  • 社内 IT ヘルプデスク
  • メーカー / 保証サポート
  • BPO 一次受けや受付センター
  • 問い合わせトリアージと担当振り分け
  • クローズ文やナレッジ生成を含む周辺フロー
Next step

CAToC を、自社業務向けの PoC として試したい場合

対象業務、入力手段、どこで止まっているか、1〜2か月で改善したい指標を共有いただければ、適用可否を整理できます。